【MDT】業績とキャッシュフローマトリクス

メドトロニック(MDT)について

今回は筆者の保有銘柄の一つ メドトロニック(以下、MDT)についてキャッシュフローマトリクス(以下、CFマトリクス)を作ってみました。

CFマトリクスの紹介の前にMDTについて簡単に紹介します。

MDTはペースメーカー世界首位の大手医療機器メーカーです。

ペースメーカーだけではなく、脊椎疾患や外科手術支援機器、呼吸ケア製品、脳深部刺激装置、インターベンションデバイスなど、幅広い疾患領域の治療において価値を提供しています。

事業セグメント別売上は以下のようになっています。

心血管グループ(Cardiac and Vascular Group;CVG)、低侵襲グループ(Minimally Invasive Therapies Group;MITG)、修復療法グループ(Restorative Therapies Group;RTG)、糖尿病(Diabetes)グループに分けられます。

Annual Report (2020)

地域別の売上は以下のようになっており、米国以外の先進国や新興国にも展開をしています。

米国以外の先進国は日本、オーストラリア、ニュージーランド、韓国、カナダ、西ヨーロッパ諸国です。

新興国は中東、アフリカ、ラテンアメリカ、東ヨーロッパ、米国以外の先進国に含まれないアジア諸国です。

Annual Report (2020)

最近、世界的に強権主義国家で事業展開するリスクが顕在化されてきています。

上記以上の詳細な国別売上は不明ですが、MDTの場合、新興国の中にそのような地政学的リスクを有する国が含まれています。

MDTは25年以上連続増配をしている配当貴族銘柄でもあります。

配当王・配当貴族銘柄については以下の記事を参考にしてください。

配当王・配当貴族が連続増配を実現している配当利回り【2022年12月】

連続増配実績だけではなく、プロが選んだ買って持っておくだけの優良長期保有米国株については無料インカムレポートも参考にしてください。

業績

売上高・営業利益・営業利益率・純利益

10年前と比較して売上高は増えていますが、営業利益率から収益性が低下している傾向にあることが分かります。

Google Chart Tools サンプル

EPS・DPS・配当性向

毎年連続増配していますが、配当性向も上昇してきています。

Google Chart Tools サンプル
前年比%2012201320142015201620172018201920202021
EPS19.2%-1.2%-10.4%-20.2%2.9%16.5%-21.5%50.2%3.8%-24.9%
DPS7.8%7.2%7.7%8.9%24.6%13.2%7.0%8.7%8.0%7.4%

キャッシュフロー(CF)マトリクス

MDTのCFマトリクスを紹介します。

今回Morningstarでまとめられているキャッシュフロー計算書を元に2016年~2021年の6年間の営業CFと投資CFデータからCFマトリクスを作成しました。

CFの推移をCFマトリクスで確認することで企業の成熟段階を分析することができます。

以下がその結果です。

CFマトリクスの見方

  • 投資期→安定期→停滞期→低迷期→後退期→破綻期と円を描くような矢印が示されていますが、これは企業の一般的なライフサイクルを示しています。
  • 横軸に営業CF、縦軸に投資CFをとっています。
  • 営業CFがマイナスの場合、ビジネスをすることで損失を出している状態で、プラスの場合はビジネスでキャッシュを得ている状態を指します。
  • 投資CFがマイナスの場合、事業投資をしている状態で、プラスの場合は資産を売却してキャッシュを得ている状態を指します。
  • 点線が営業CF=投資CFのラインになります。
  • CFマトリクス上で点線よりも上に位置している場合、企業のキャッシュは増えていることを示します。

安定期の場合
事業投資も行っているが、ビジネスで儲けた金額の方が大きいことによってキャッシュが増えています。

停滞期の場合
ビジネスでの儲けに加え、資産を売却することでキャッシュが増えています。

低迷期の場合
ビジネスの儲けは損失が出ている状態です。しかし、資産の売却額が本業の損失額よりも大きいため、キャッシュは増えている状態です。

MDTの場合、分析期間の6年はビジネスでの儲けによりキャッシュが増えていることが分かります。
MDTは連続増配株ですが、CFマトリクスの分析からも毎年CFを着実に増やしており、今後の増配も期待でき、長期保有をする上でも安心感があるではないかと思います。

MDTを含むETFは?

個別株としても魅力的なMDTですが、以下の記事ではMDTの構成比率が高いETFも調べています。

興味がある方は参考にしてください。

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