【VEU】Vanguard(バンガード)FTSEオールワールド(除く米国) ETF

米国を除く市場への投資をどう考えるか(VXUS or VEU or VWOなど)

ポートフォリオの国際分散を考える時に、全世界株1本に投資、先進国と新興国を分けて投資、日本を除く全世界株と日本株を分けて投資など色々方法があります。

筆者はポートフォリオの大半を米国株が占めており、個別株も投資しています。

米国を除く地域にも投資をするためにVXUSや今回紹介するVEUや、 米国に成長性が劣る他の先進国を排除した新興国ETFのVWOを選択するなど、投資家によって好みも分かれるところだと思います。

今回はVEUについて紹介をします。

バンガードFTSEオールワールド(除く米国) ETF(VEU)ファンド概要

VG FTSEオールワールド(除く米国) ETF(VEU)

バンガード・FTSE・オールワールド<除く米国>ETF(VANGUARD FTSE ALL-WORLD EX-US ETF)は、FTSEオールワールド(除く米国)インデックスのパフォーマンスへの連動を目指す。米国を除く全世界の先進国株式市場および新興国株式市場への幅広いエクスポージャーを提供する。当インデックスは、米国を除く世界の先進国および新興国株式市場の銘柄のパフォーマンスを測定し、米国を除く約50ヵ国の約2,200銘柄で構成されている。

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米国を除いていないFTSEオールワールドインデックスは世界中にある企業の大型株および中型株の時価総額の連動した投資成果を目指します。

先進国市場と新興市場の両方を含む約50か国の約2,200の持ち株を含みます。

FTSEオールワールドインデックスは世界の投資可能な時価総額の95%以上をカバーしています。

VEUはこのFTSEオールワールドインデックスから米国を除いています。

VEUと似たファンドで バンガードトータルインターナショナルストック<除く米国>ETF (VXUS)というのがありますが、これも米国を除く世界の先進国および新興国株式市場に投資をしますが、カバー率がVEUと比較すると広くなっており、米国を除く 約50ヵ国 にある5,300を超える企業の株式が含まれています。

VXUSは米国を除く先進国および新興国の株式市場の98%をカバーしています。

しかし経費率は0.08%で同じですし、過去のパフォーマンスもほぼ同じ結果です。

TickerVEUVXUS
名称 VG FTSEオールワールド(除く米国) ETFVG トータル Intl ストック(除く米国) ETF
基準価額
(米ドル)
49.40
(2022/08/31)
51.10
(2022/08/31)
投資対象※米国を除く全世界の先進国株式市場および新興国株式市場
大型株、中型株
時価総額の95%以上をカバー
米国を除く全世界の先進国株式市場および新興国株式市場
大型株から小型株
純資産総額
(百万米ドル)
31,056.43
(2022/08/31)
46,723.4
(2022/08/31)
設定日2007/03/022011/01/26
分配利回り3.84 %3.89 %
経費率0.07 %0.07 %
構成銘柄数3650
(2022/07/31)
7819
(2022/07/31)
※https://www.vanguardinvestor.co.uk/

VEUとVXUSどちらを選んでもほぼ変わらないレベルですが、純資産額はVXUSに軍配が上がります。

VXUSについては以下の記事で解説していますので参考にしてください。

【VXUS】Vanguard(バンガード)の米国を除く全世界株ETF

VEUとVXUSの重複を検証

VEUとVXUSの重複について今回は以下の2つの視点で検証しました。

①組入銘柄数として何%重複しているか

例)
100銘柄で構成されているETFのうち40銘柄が比較対象ETFの投資対象と重複している場合、40%が投資対象と重複しているものとして集計

②構成比率として何%重複しているか

例)
100銘柄で構成されているETFの60%の構成比率を占めている40銘柄が比較対象ETFの投資対象と重複している場合、60%が比較対象ETFと重複しているものとして集計

ETF Research CenterのFund OverlapでもOverlap割合を出すことができますが、当ブログでは上記の定義で重複銘柄割合を算出しています。

①組入銘柄数として何%重複しているか

VXUSのうち40%がVEUと重複しているので、VXUSの銘柄数の60%は小型株であることが分かります。(VEUは 大型株および中型株を投資対象としていますので)

②構成比率として何%重複しているか

VXUSとVEUの重複銘柄はVXUSの64%の構成比率を占めているので、 小型株はVXUSの構成比率の36%を占めることが分かります。(VEUは 大型株および中型株を投資対象としていますので)

地域別比率

現状ヨーロッパ、パシフィック、新興国で3等分するような比率になっています。

今後、中国やインド、インドネシアなど、人口が多く成長著しい国の時価総額も大きくなってくることが想定され、米国を除く世界の株式市場において新興国株式市場の存在感がますます大きくなり、値動きもより新興国株式市場に引っ張られるようになってくるのではないかと予想しています。

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国別比率

現状我が国、日本が一番比率としては大きくなっています。

既に記載したとおり、今後中国に加え、まだ労働生産人口が増えているインドやインドネシアなどは成長性に加え人口・市場規模の観点からも存在感が大きくなってくるものと思われます。

組入国割合
日本15.6%
イギリス10.2%
中国8.8%
カナダ6.8%
フランス6.5%
スイス6.3%
オーストラリア5.4%
ドイツ4.8%
台湾4.2%
インド4.3%
韓国3.4%
オランダ2.7%
香港2.1%
スウェーデン2.1%
ブラジル1.6%
デンマーク1.7%
イタリア1.5%
サウジアラビア1.3%
スペイン1.5%
南アフリカ1.1%
シンガポール0.9%
フィンランド0.8%
ベルギー0.6%
メキシコ0.7%
タイ0.6%
インドネシア0.5%
イスラエル0.5%
マレーシア0.5%
ノルウェー0.5%
アラブ首長国連邦0.4%
クウェート0.3%
カタール0.3%
チリ0.2%
アイルランド0.1%
ニュージーランド0.2%
フィリピン0.2%
ポーランド0.2%
オーストリア0.1%
コロンビア0.1%
ギリシャ0.1%
ハンガリー0.0%
その他0.1%
ポルトガル0.1%
トルコ0.1%
Vanguard 2022/07/31

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組入上位銘柄

以下はTop10銘柄です。

ヴァンガードのホームページでは毎月月末時点のTop10銘柄が更新されます。

我が国ではトヨタが組入上位銘柄になっています。

TOP10銘柄比率
Nestle SA1.36%
Taiwan Semiconductor Manufacturing Co. Ltd.1.15%
Roche Holding AG0.99%
Tencent Holdings Ltd.0.99%
ASML Holding NV0.90%
AstraZeneca plc0.86%
Shell plc0.82%
Toyota Motor Corp.0.79%
Novo Nordisk A/S Class B0.76%
Novartis AG0.74%
Vanguard 2022/07/31

過去のパフォーマンス

過去のリターンを比較してみました。

紫色がVT、水色がVTI、黄色がVWO、オレンジがVXUS、青がVEUになります。

VEUの設定日(2007/3/2)を基準としています。

VXUSの設定日は2011/1/26なのでVEUの方が歴史があり、VEUはリーマンショックを経験しています。

リーマンショックはVWO程ではないですが、VTIと同じぐらいの暴落を経験しており、VEU設定来のリターンとしてはVTI(全米株式市場)> VT(全世界株式市場)> VWO(新興国株式市場)>VEU(米国を除く全世界株式市場) という結果になっています。

VTの値動きは、新興国と比較して比率が大きな全米の株式に引っ張られており、2010年代の全世界株式のリターンは米国株式が牽引していたと言っても過言ではありません。

チャートを見るとVEUはVWOと近い値動きであることが分かります。

また、VXUSと比較するとほぼ同じ値動きであることが分かります。

いかがでしたでしょうか。

VTだけで世界分散をしても良いと思いますが、筆者のように米国株に資産が集中しがちな個人投資家はVEUを保有することで、米国以外の資産もバランス良く持つことができます。

良心的な経費率ですし、純資産額は意外にも日本人には比較的馴染みがあるiシェアーズ コア 米国高配当株 ETF(HDV)やSPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF(SPYD)よりも大きな額です。

今回の内容が参考になれば幸いです。

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