絵画作品②:パキラ

作者(筆者)プロフィール

小学生のときは絵が好きでしたが、中学生以降、部活や受験勉強に追われ、自分の進学や、就職、キャリアに直接的に関係のない絵を遠ざけ、いつの間にか描かなくなって中年を迎えました。

学生時代に美術部に所属していたわけでもなく、大人になってからも趣味としてやっていたわけではない、完全な素人です。

月2回の制作を通して、学んだことや、難しかったことなどを記録していきます。

記事の内容は、私のように素人で、気軽に趣味として絵を始めてみようかなと考えている人にとっては参考になるかもしれません。

絵を体系的に学んできたわけではないので、スキルや知識も未熟で、専門性を元に発信できる立場ではないですが、試行錯誤の末、経験を通して学んだことや、感じたことを発信します。

作品概要

趣味として絵を始めてから2作目になります。

3ヶ月前から育て始めた観葉植物のパキラをモチーフにしました。

タイトルパキラ
制作時間約12時間
画材アクリル絵の具

Day1&2

以下の写真を参考にデッサンから始めました。

上の写真では、植木鉢が一面しか見えませんが、角度を変えて二面が見えるように描きました。

角度を変えた見え方を想像して、下書きをしてみたのですがパースが難しく違和感のある結果となりました。

というのも、このモデルになっている植木鉢が、きれいな立方体ではなく、やや尻すぼみの形になっていました。

立方体では縦の線は垂直に描けば違和感のない絵になるのですが、やや尻すぼみの植木鉢の場合、縦の線も垂直から若干角度を変える必要がありました。

想像して描いた場合、そのさじ加減の調整に苦労し、最終的に、モデルがあった方が良いと判断し、描きたい角度から見た、尻すぼみの植木鉢の写真を撮り直しました。

下の写真を見ると、植木鉢の縦の線が若干角度をつけすぎていたことがわかります。

デッサン完了時点の記録として作品の写真を撮るのを忘れてしまったため、Day3に移りたいと思います。

Day3

前回の別の作品の反省から、色が明るい背景から塗り始めました。

壁の質感に近づけるために、筆の跡が残るように厚塗りをしてみました。

この日は葉っぱも塗り始めました。

Day4

背景や葉っぱだけを最初に集中的に取り掛かるのではなく、全体を満遍なく塗っていき、バランスを見ながら重ねていくと良いというアドバイスを、新しくお世話になることになった先生に教わりました。

Day3は葉っぱの続きを取り組む予定にしていましたが、フロアや木の幹、土など茶色系の着色に取り掛かりました。

最初、木の根本の樹皮が剥けて色が変わっている箇所の質感をどのように表現すればよいのか途方に暮れていました。

色のかすれ具合で、それなりに纏まったかもしれません。

フロアが厚塗りになったので、他の箇所も色を重ねて、バランスをとっていかなければなりません。

Day5

背景の壁紙を写真に近づけ、さらに暗くしました。

もともと厚塗りをしていたベースの色を活かし、水を多めで上から薄く塗り重ねました。

また、葉っぱの色も重ねました。

下の方は、暗めの緑、上の方は黄緑にしています。

それにしても、葉っぱの艶感や立体感を出すのは非常に難しく感じました。

水をあまり使わずに最初から厚塗りをしてしまうと表情のない葉っぱになってしまい、中々しっくりと来る葉っぱの仕上がりになりません。

葉脈も主脈以外ははっきり見えるわけではないですが、葉の凹凸が側脈のように規則的な模様になっており、これを表現するのが非常に難しかったです。

Day6

葉っぱの明るい部分は更に明るくしてみました。

前の方が良かっただろうか。。。

結局最後まで、本作品のメインとなる葉っぱの表情をいかに出すのかという点で苦労しました。

植木鉢は全体的に更に暗くしました。

背景の壁紙と同様に、元々のベースの色は活かしつつ、上から薄く重ねていきました。

最後に影などもつけて完成させました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA