絵画作品③:Tレックス

作者(筆者)プロフィール

小学生のときは絵が好きでしたが、中学生以降、部活や受験勉強に追われ、自分の進学や、就職、キャリアに直接的に関係のない絵を遠ざけ、いつの間にか描かなくなって中年を迎えました。

学生時代に美術部に所属していたわけでもなく、大人になってからも趣味としてやっていたわけではない、完全な素人です。

月2回の制作を通して、学んだことや、難しかったことなどを記録していきます。

記事の内容は、私のように素人で、気軽に趣味として絵を始めてみようかなと考えている人にとっては参考になるかもしれません。

絵を体系的に学んできたわけではないので、スキルや知識も未熟で、専門性を元に発信できる立場ではないですが、試行錯誤の末、経験を通して学んだことや、感じたことを発信します。

作品概要

趣味として絵を始めてから3作目になります。

子供の頃から好きだったティラノサウルスの骨をモチーフにしました。

タイトルTレックス
制作時間約12時間
画材透明水彩

Day1&2

以下の写真を参考にデッサンから始めました。

1日目でほぼデッサンは完了しました。

2日目では足の指の骨や口の中など写真ではよく判別できない箇所を、他の写真も参考にしながら描きました。

特に以下のイラストの腹肋骨(お腹にある、細長い横に何本も並んだ骨)と、恥骨(脚と脚の間にある、前方に向かった骨)については、こうして絵を描かなければ、頭の中のイメージにもありませんでした。

尚、以下のイラストはイメージをお伝えするためにAIで作成したものです。

絵画の醍醐味というのは、立ち止まって、物事をよく観察できることや、自分なりのものの見方を知れることにあると思っています。

キャンパスを傷めてしまう消しゴムは極力使わずに、練り消しで優しく不要な線を消した方が良いことも学びました。

写真では床にライトがありますが、これも綺麗な楕円形に描かないと、ある角度から見た絵としては違和感のあるものになりますので、今回は床のライトは描かないことにしました。

Day3

Day3より着色を始めました。

今回は透明水彩に挑戦しました。

最初は水を多く全体的に色を薄く塗るように心がけました。

しかし、ほぼ初めてだったので、アクリル絵の具のようにしっかりと色をのせる勇気がなかなか起きません。

どうしても色を乗せすぎて、取り返しがつかない失敗をするのが怖いのです。

しかし今回は、バックを暗い背景にする予定なので、メインのティラノサウルスの骨はさらにしっかりと色を重ねていかなければ、背景を塗った際に、存在感を出すことができません。

モデルの写真を見ていただくと、手前の頭の骨は光が当たっており、比較的明るい色になっています。一方で、奥の方の胴体や脚の骨は暗くなっています。黄色い光が当たっており、茶色っぽく見える姿を表現し、思い切って色をのせ始めました。

また、手前の頭の骨も、暗い部分はしっかりと色をのせることにしました。

Day4

全体的に骨の色を更にのせました。

骨の着色を一旦止めて、背景を簡単に塗り、全体のバランを確認することにしました。

Day5

Tレックスをより引き立たせるためにソフトパステルを用いて、背景をより暗くし、色のムラも抑えました。

光の差し込み方も意識をして顔から背骨にかけて、光が当たっているように、少し明るくしました。

頭部は骨の表面の凸凹をできるだけ再現できるように明暗などをつけました。

地面に影をつけました。

Day6

ほぼ最後の仕上げになりますが、ソフトパステルを使い頭部の明暗をもう少し付けました。

また、地面もソフトパステルでムラを無くしました。

色の名前は忘れましたが、ピンクやエアリーブルー、スカイブルーあたりを使用して、透明水彩でグレーに着色していたものからソフトパステルで仕上げました。

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