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簿記の電卓操作でも必要なメモリー機能、定数モード、GTなどの使い方を解説
これまで筆者はあまり電卓を使う場面が無かったのですが、簿記を勉強する過程で電卓のメモリー(M+/M-/MR)機能、定数モード、GTなどを使う場面が出てきましたのでまとめておきます。
今回解説するキーは、CASIOの電卓を想定して解説していきます。
メモリー機能:M+/M-/MR
M+ :メモリーに直前の数値または計算結果を加えます。 M- :メモリーから直前の数値または計算結果を引きます。 MR :メモリーの値を表示させます。10+8-(2✕4)=10を計算していきます。 |
手順 | 入力キー | 表示 | メモリーに加算/減算 | メモリー合計 |
---|---|---|---|---|
①10を入力 | 1 0 | 10 | ||
↓ | ↓ | |||
②メモリーに加算 | M+ | M 10 | +10 | 10 |
↓ | ↓ | |||
③8を入力 | 8 | M 8 | ||
↓ | ↓ | |||
④メモリーに加算 | M+ | M 8 | +8 | 18 |
↓ | ↓ | |||
⑤2✕4を入力 | 2 ✕ 4 = | GT M 8 | ||
↓ | ↓ | |||
⑥メモリーから減算 | M- | GT M 8 | -8 | 10 |
↓ | ↓ | |||
⑦MRを入力 | MR | GT M 10 | メモリー合計を出力 | |
↓ | ↓ |
四則演算キー(+/-/✕/÷)の2度押し
同じ数値を連続して計算する時に四則演算キー(+/-/✕/÷)を2回押して定数計算モードにします。
4800を⑦のメモリの値10で割ります。 4800÷10=480・・・(a) 更に(a)を固定して(a)✕10、(a)✕8を返していきます。 |
手順 | 入力キー | 表示 | メモリー合計 |
---|---|---|---|
↓ | ↓ | ||
⑧4800を入力 | 4 8 0 0 | GT M 4800 | 10(⑦までのメモリー) |
↓ | ↓ | ||
⑨メモリーの値で割る | ÷ MR | GT M 10 | 10 |
↓ | ↓ | ||
⑩4800÷10を定数にする | ✕ ✕ | GT M K 480 | 10 |
↓ | ↓ | ||
⑪4800÷10✕10 | 10 = | GT M K 4800 | 10 |
↓ | ↓ | ||
⑫4800÷10✕8 | 8 = | GT M K 3840 | 10 |
⑩の入力をすると定数計算モードになり、電卓の液晶に「K」と表示されます。
メモリークリア:MC
MC :メモリーに記録されていた数値または計算結果を消去するここまで計算して電卓の液晶に「M」と表示され続けている状態かと思います。
このメモリーはMCを押すことによって消去することができ、電卓の液晶画面に表示された「M」マークも消すことができます。
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グランドトータル:GT
= を押して答えを出した複数の計算結果の総計を求めることができます。 = を押すとGTメモリーが機能し、液晶画面に「GT」マークが表示されます。(4800÷10✕10)+(4800÷10✕8)=8640を出していきます。 |
手順 | 入力キー | 表示 | GTメモリー |
---|---|---|---|
①4800を入力 | 4 8 0 0 | 4800 | |
↓ | ↓ | ||
②10で割る | ÷ 1 0 | 10 | |
↓ | ↓ | ||
③4800÷10を定数にする | ✕ ✕ | K 480 | |
↓ | ↓ | ||
④4800÷10✕10 | 10 = | GT K 4800 | 4800 |
↓ | ↓ | ||
⑤4800÷10✕8 | 8 = | GT K 3840 | 3840 |
↓ | ↓ | ||
⑤4800÷10✕10+4800÷10✕8 (④+⑤をする) | GT | GT K 8640 | GTメモリーの合計 |
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回紹介した電卓の操作は簿記の中でも2級から必要とされるようになってきました。
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