Table of Contents
本を手に取ったきっかけ・感想
せっかちで、他人の話を最後まで聞くことができない、人が話しているのに最後まで話を聞かずに発言する会社の人のふるまいに、不快感を感じて手に取った本です。
他人を変えるために選んだというよりは、自分の感情との向き合い方や、心の持ちようで参考になるかなと思って選びました。
参考になったのは、自ら変わることで、結果的にあなた自身にとっての抵抗感が少なくなり、人間関係が改善する可能性があるということです。
今回は林 恭弘さんの著書「「嫌いな人」のトリセツ」を紹介します。
- 仕事上などで苦手な人と付き合わなければならない人
- 人間関係を良くしたい人
人生に取り入れたい文脈
本も読むだけではなくて、行動に移さなければ意味がありません。
この記事では個人的に共感した部分、覚えておこうと感じた部分、人生に取り入れてみたいと感じた部分だけを断片的に取り上げています。
必ずしも書籍の内容の全体を俯瞰しているわけではありませんので、詳細は書籍を購入して確認してください。
イライラの正体は恒常性機能
特定の人を苦手に感じたり、苦手な人に対してイライラするのは、あなたにとって異質なものを持っている相手と遭遇したことで恒常性機能が反応したためです。
これは、あなたがおかしいのではなく人間誰しもが持っているものです。
人間は常に変わることなく、一定の状態を保つ機能、すなわち、恒常性機能を有し、あなたが変わったほうがいいと頭で考えていたとしても、本能では不安とストレスを感知し、変わることを拒絶してしまうのです。
つまり、あなたにとって異質なものを持っている相手から影響を受ける、あるいは変わることがストレスになるため、自分の肌に合わないものは、わかりたくない”受け入れたくない”という拒絶の心理が働くのです。
「あきらかにみとめる」
イライラする自分をどうにかするために本書で推奨しているのは、この世の中は「いろいろな意味において、合わない人だらけだ」ということを受け入れるということです。
ただし、「受け入れる」というと、何やら崇高で難しいイメージがあるので、「あきらめる」という言葉をイメージすることをおすすめしています。
「あきらめる」とは、期待も希望も無くした深刻な状態をイメージしてしまいますが、本書では「明らかに認める」つまり、「出逢う人は、自分とはペースも価値観・常識も、成熟度も違って、合わないことが当然なのだ」ということを、「あきらかにみとめる」という意味で使っています。
「受け入れる」というのは難しそうでも、「あきらめる」ならできそうに思えませんか?
相性はあなたが変わることで変えることができる
これは本書で最も印象に残った内容ですが、「相性」は生涯続く因縁などではなく、変えることができる関係性です。

でもその関係性は、相手を変えるのではなく、「あなたが変わる」ことで抵抗なく変わることができるのです。
今までは、「Aさん ✕ あなた = Y」だったのが、あなたが新しいことを学び、少し変わること(+α)によって、「Aさん ✕ (あなた+α) = Z」になります。

そうすると何もAさんとの関係だけではなく、あなたが新しいことを学んでちょっと変化するだけで、さまざまな人との関係もより良くなっていきます。
あなたのスタンダードを超える人や出来事との遭遇を「避けたり、排除する」ことは安全に感じるかもしれませんが、感動無き生活と人生になってしまう可能性があります。
〝感動”とは、自分のスタンダードを超えたものとの遭遇であると言えます。
意味づけの選択肢の多さが心の強さ
「雨が降っている」という出来事や状況には、何の意味もありません。
私たちの日常生活では、必ず雨が降ります。
ときには、雨が降ってほしくないときでも、降ります。
コントロールできることではありませんので「あきらめる」しかありません。
雨自体は最悪なのではありません。
雨に対する「あなたの解釈」が一日を最低にしているのです。

同じような例で、逆境が人を不幸にするわけではありません。
「逆境は不幸だ」という思い込みが、 まさしくその人を不幸にしているのです。
何れの例も心模様は自分で変えることができるし、作り出すこともできるのです。
「心の強さ」とは、出来事や状況に対する意味づけの選択肢が多いだけなのです。
「雨が降った」=「最悪の一日である」という、一つしか選択肢を持たない人を、「固定観念の強い人」という見方もできます。
バイプロLOG 
