グーグルのマインドフルネス革命|サンガ編集部

本を手に取ったきっかけ・感想

私自身はマインドフルネスを日常的に行っていますが、その効果や、やり方も確認する意味で読んだ本です。

今回は「グーグルのマインドフルネス革命」を紹介します。

この書籍がオススメの人
  • マインドフルネスに興味がある人
  • マインドフルネスの効果ややり方を知りたい人

人生に取り入れたい文脈

本も読むだけではなくて、行動に移さなければ意味がありません。

個人的に共感した部分、覚えておこうと感じた部分、人生に取り入れてみたいと感じた部分を中心に取り上げています。

必ずしも書籍の内容の全体を俯瞰しているわけではありませんし、本記事は単なる要約ではありませんので、詳細は書籍を購入して確認してください。

マインドフルネスのビジネスシーンでの効果

マインドフルネスの大切な特徴の一つは、「今の瞬間」に意識を向けることです。

マインドフルネスな心があれば、自分のフィルターを通してではなく、平らかにそこで起こっていることを、受け取るようなマインドセットができます。

そういったマインドがあると、他の人が注目しないものにも、目を向け、耳を澄ませ、注目することができるようになります。

自分の見方だけに終始している人よりも、ずっと豊かな情報にアクセスできる状態になります。

結果、当然、アウトプットの幅も拡がり、新規性のあるものを生み出すことにつながります。

頭で考えてとか、データからはこう予測できる、とかだけではなく、今ここにいる目の前の人が、本当に望んでいるのはいったい何なのだろうか。

何があったらこの人たちは

より幸せになるだろうか、

便利になるだろうか、

楽しくなったりするのだろうか、

そういったことに意識が向くとともに、それに役立つ情報へのアクセシビリティが高くなるということです。

つまり、マインドフルネスになることによって、これまでとは質も量も違うものが、自分の中に入り込んでくるようになるのです。

その他にも以下のような効果が期待されます。

・ストレスが軽減される

・仕事の生産性が上がる

・感情のコントロールができるようになり、感情的な判断ミスをしなくなる

・思いやりの気持ちが育ち、チームワークが向上する。

・アイデアが湧く脳になり、創造力が高まる。

「集中しなければ」という焦りは脇に置く

瞑想をやろうとすると、だいたいわたしたちは「集中しなければならない」と思いがちです。

マインドフルネスを取り入れたいと思っていてもどうしても習慣化にハードルがあります。

本書では習慣化に対するハードルを乗り越える方法として次のようにアドバイスをしています。

瞑想に取り組むにあたり、こういった「集中しなければ」というような考えは、すべて横に置いておきましょう。

心というものは、わたしたちが思っているよりもずっと大きいのです。

深呼吸をすることで、わたしたちは自分というものを少し感じることができます。

呼吸で心と身体をつなぐ

また、身体の物理的な感覚を取り戻すことで、より身体に基づいて、自分を感じることができるようになります。

私もそうでしたが、最初はピンとこないかもしれません。

しかし、このことと逆の状態にはみなさんも普段置かれていると思います。

例えば、オフィスでパソコンを打っているときでも、わたしたちは先週の出来事を思い出したり、来週の予定について考えたりします。

普段のわたしたちは、心と身体がバラバラです。

ですから、一度、心と身体を統合することに、焦点を当ててみるのです。

呼吸に意識を向けるのを本書ではおすすめしており、私も取り組みやすいので取り組んでいます。

これを行うと、呼吸が、心と身体をつなぐものとなります。

呼吸を調整しようとするのではなく、呼吸に意識を向けるのです。

そうすると、とても心地よくやわらかい意識で、呼吸に意識を向けることができます。

習慣化

マインドフルネスを取り入れたいと思っていてもどうしても習慣化にハードルがあります。

本書では習慣化に対するハードルを乗り越える方法として次のようにアドバイスをしています。

マインドフルネスは、「気合いを入れて一定の時間だけ取り組むもの」ではなく、「わたしたちの日常生活のすべてにおいて、実践が可能なもの」なのです。

今の瞬間をありのままに認識するのです。

そのため駅に向かって歩くときも、お昼ごはんを食べているときも、歯磨きをしているときも、すべてにおいてマインドフルネスであることが可能なのです。

いつも何かをすることに慣れているわたしたちは、何もせず、ただ自分自身に意識を向けていることが苦手です。

そのため、マインドフルネスを難しいもの、よく分からないものと考えてしまう傾向があるのです。

そのように感じている場合には、忙しい日中に取り組むよりも、例えば朝起きてすぐの五分、夜寝る直前の五分といった、普段あまり気にも留めていない空白の時間を、マインドフルネスのトレーニングに当ててみるのがよいでしょう。

難しさも軽減され、自然に自分の習慣として定着していくことができるのではないかと思います。

マインドフルネスは「何かをするのではなく、何もしないでそこにいること」です。


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