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本を手に取ったきっかけ・感想
読書の習慣で、人生をより良いものにしたい。
読書メモをつけながら読書をしているが、自分の読み方が正しいかどうかを確認しながら読みたいと思い、本書を手に取りました。
今回は、本要約チャンネルさんの著書、「読む」だけで終わりにしない読書術: 1万冊を読んでわかった本当に人生を変える方法を紹介します。
- 「読む」だけで終わっている人
- 読書術に興味がある人
人生に取り入れたい文脈
本も読むだけではなくて、行動に移さなければ意味がありません。
個人的に共感した部分、覚えておこうと感じた部分、人生に取り入れてみたいと感じた部分を中心に取り上げています。
必ずしも書籍の内容の全体を俯瞰しているわけではありませんし、単なる要約になるとネタバレになりますので、詳細は書籍を購入して確認してください。
本を選ぶプロセスに時間をかける
本書の内容で特に驚いたのが、本を読む目的を具体化・明確化し、本を選ぶプロセスには、読書と同じくらい時間をかけてもかまわないという点です。
本要約サイトで情報を探している間にも知識は増えていきますし、本を探すこと自体が、成長につながるとのことです。
私の場合、タイトルに惹かれたとか、本の紹介で興味を持って、衝動的に入手していました。
読むのと同じぐらい時間をかけて、本を選ぶことは、とてもできていませんでした。
著者の場合、本を選ぶ際に、目次を見て、気になる項目がまったく見当たらない本(心が踊らない本)は読まないそうです。
たとえそれが、どれほど人気があるベストセラー本であってもです。
また、まえがきやあとがきが面白くないと感じたときも、その本は読まないようにしているそうです。
まえがきを読んで、文体が自分に合うかどうか、知らない情報や惹きつけるもの、読みたいと思わせるものがあるかどうかを確認しているようです。
なお、本選びに時間がかかるのは、最初のうちだけのようです。
ある程度本を読み慣れてくれば、目次や表紙、概要などをパッと見ただけで、その本が必要かどうか、ある程度判断できるようになるはずと書かれております。
私も、本を選ぶプロセスにここまで時間はかけていなかったなと思いましたが、言われてみれば、読書を継続していると、本選びにあまり時間がかからなくなりました。
本を読む目的を文章にする
私自身は自作のアプリで読書ノートをつけながら読書をしており、その読書ノートには、書籍毎に読む目的も入力できるようにしています。
しかし、入手した後、すぐ読みたくなり、ついつい目的をじっくり考える時間を省いたり、目的を記録することを忘れがちです。
本書では本を読む目的(その本を読むことで何が得られるか)が見えてきたら、それを文章にすることを推奨しています。
文章化することで、「目的が、まだ漠然としているな」「もっとこういうことを詳しく知りたいな」とわかることもありますし、読書中に迷いが生じたりモチベーションが下がったりしたとき、それを見れば、そもそもの目的を思い出すことができるからです。
読書は受動的になりがちです。
本を読む前に目的を具体化・明確化することは、他人ごとの読書から自分ごとの読書にするための方法になります。
さらに読みながらメモを書き込んだり、読んだ後で感想をまとめ、書いたりすることで、その読書はより能動的に、自分ごとになります。