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Excel VBAのRangeを使った範囲指定は色々やり方があって混乱する
Excel VBAのRangeを使った範囲指定はいろいろ方法があって最初悩むかもしれません。
筆者は実務で混乱することが多かったですし、VBAエキスパート試験の勉強をしていた時もよく出題されるところですが、よく間違えていました。
今回は Rangeを使ってセル範囲を指定する方法について色々なやり方を備忘録も兼ねて紹介します。
今回は以下のようにA1からG2までの範囲を選択する方法を例に解説します。
やり方は色々ありますが、方法を大まかにグルーピングしてRangeを使って範囲を直接指定する方法、Rangeの引数にRangeを使って範囲を指定する方法、Rangeの引数にCellsを使って範囲を指定をする方法の3つに分けてみました。
順番に解説します。
Rangeを使って範囲を直接指定する方法
まずはRangeを使って範囲を直接指定する方法のパターンを全て書きあげてみます。
① | Range(“A1:G2”).Select |
② | Range(“A1”, “G2”).Select |
③ | Range(“A1” & “:” & “G2”).Select |
④ | Range(“A” & “1”, “G” & “2”).Select |
⑤ | Range(“A” & “1” & “:” & “G” & “2”).Select |
⑥ | Range(“A1:G” & “2”).Select |
①の注意点としては、Range(“A1,G2”).SelectにするとA1とG2セルを選択することになってしまいます。
「:」と「,」を区別して使う必要があります。
ただし、②のようにA1とG2をそれぞれ「” “」 で挟むと 「,」を 使用して範囲を指定することができます。
間違えやすいところなので気をつけましょう。
A1とG2をそれぞれ「” “」 で挟んだ上で、①のように「:」を使う場合、③のように 「:」を「” “」で挟んだ上で&で繋ぐ必要があります。
④、⑤は少し面倒なやり方ですが、 アルファベットを「” “」 で挟んだならば、数字も「” “」 で挟む点が注意になります。
⑥はA1からG列の最終行までの範囲みたいな指定の仕方をする時に使用する書き方ですが、筆者個人的には今回の例のような時にはあまり使わないやり方になります。
Rangeの引数にRangeを使って範囲を指定する方法
Rangeの引数にRangeを使って範囲を指定する方法です。
⑦ | Range(Range(“A1”), Range(“G2”)).Select |
A1とG2をそれぞれ「” “」 で挟む点忘れないようにしましょう。
Rangeの引数にCellsを使って範囲を指定する方法
Rangeの引数にCellsを使って範囲を指定方法です。
⑧ | Range(Cells(1, 1), Cells(2, 7)).Select |
⑨ | Range(Cells(1, “A”), Cells(2, “G”)).Select |
A1は1行、1列目なので Cells(1, 1) やCells(1, “A”) 、G2は 2行、7列目なので Cells(2, 7) やCells(2, “G”) という書き方になります。
⑨のアルファベットは「” “」で挟む点が注意になります。
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