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棒グラフで表示する日付を絞り込む
AppSheetではsliceで設定した条件で、データを切り出すことができます。
例えば以下のように、横軸に日付、縦軸に金額を表示させた棒グラフについて、集計期間を2023年に絞ったグラフを作るとしましょう。
![](https://gldegg.com/wp-content/uploads/2024/03/image-43.png)
ソースとなるスプレッドシートは以下のようなデータ配列になっています。
![](https://gldegg.com/wp-content/uploads/2024/03/image-44.png)
Columnsの設定|フィルターで参照するためのVirtual Column作成
Columnsの設定では、Virtual Columnを追加し、「日付」の系列から、年を抽出する系列を作成します。
このVirtual Column「年」を参照したフィルター条件を作成し、最終的に2023年のデータを切り出せるようにします。
![](https://gldegg.com/wp-content/uploads/2024/03/image-45-800x385.png)
Sliceの設定|フィルター条件の設定
次にSliceでフィルター条件を設定します。
![](https://gldegg.com/wp-content/uploads/2024/03/image-46-800x753.png)
Row filter conditionに以下のような条件式を入力しました。
Contains([年],”2023″) |
Columnsの設定で追加したVirtual Column「年」を参照し、「2023」となっているものかどうかを判定します。
上の式のTESTの結果が次になります。
一番右の「年」が2023になっている行は、一番左の判定結果が「Y」(Yes)になっていることが分かります。
![](https://gldegg.com/wp-content/uploads/2024/03/image-48-800x424.png)
UXの設定|フィルター条件で切り出してグラフで表示
冒頭で紹介した棒グラフについて、先程作成したSliceで切り出した結果を表示してみます。
UX画面のFor this dataで、先ほど作成したSliceを選択します。
その他のUX設定条件は通常の棒グラフを作成する場合と変わりません。
![](https://gldegg.com/wp-content/uploads/2024/03/image-49-800x607.png)
UXでの設定変更の結果、横軸の日付が2023年のものだけ表示されたグラフが出来上がりました。
![](https://gldegg.com/wp-content/uploads/2024/03/image-50.png)
今回の内容が参考になれば幸いです。