絵画作品①(処女作):張り子の虎

作者(筆者)プロフィール

小学生のときは絵が好きでしたが、中学生以降、部活や受験勉強に追われ、自分の進学や、就職、キャリアに直接的に関係のない絵を遠ざけ、いつの間にか描かなくなって中年を迎えました。

学生時代に美術部に所属していたわけでもなく、大人になってからも趣味としてやっていたわけではない、完全な素人です。

月2回の制作を通して、学んだことや、難しかったことなどを記録していきます。

記事の内容は、私のように素人で、気軽に趣味として絵を始めてみようかなと考えている人にとっては参考になるかもしれません。

絵を体系的に学んできたわけではないので、スキルや知識も未熟で、専門性を元に発信できる立場ではないですが、試行錯誤の末、経験を通して学んだことや、感じたことを発信します。

作品概要

最後に絵を描いたのは、高校の美術の授業だったので、15年以上ぶりで、趣味の作品としては記念すべき1作目になります。

タイトル張り子の虎
制作時間約8時間
画材アクリル絵の具

Day1

鉛筆の硬度の使い分けについて、感覚がほとんどない素人で、最初は2Bを使ってデッサンをしました。

私は筆圧が強い方で、芯の柔らかい2Bを使ったことで、黒い陰影をつける意図はなかったのに黒鉛で画用紙が黒ずんでしまうということがありました。

練り消しゴムで画用紙をキレイにする手間がかかりました。

私はHかHBぐらいいで描き始めたほうが良いことがわかりました。

ただし、Hのように硬い鉛筆を使用する場合、筆圧を強くすると画用紙を痛めてしまいますし、線を消す際に跡が残って消しづらいということもあるので注意が必要です。

Day2

笹の葉は葉脈をうまく表現できたのではないかと思います。

アクリル絵の具は乾燥が早く、色を失敗したとしても、乾いた後、上から再度、厚塗りをすれば、塗り直しも可能であることがわかりました。

上の張り子の虎と、下の張り子の虎を見比べていただくと、主に黄色の箇所の色が変わっていると思いますが、当初の色は、モデルとちょっと違うなということで塗り直しました。

Day3&4

アクリル絵の具の魅力は、油絵のように厚塗りをすることで表現を変えられる点にあるのではないかと感じました。

今回の作品のメインは張り子の虎です。

白や黄色など明度が高いモチーフをメインにしていたので、他に明度が低いモチーフがあった場合や、背景の明度が低かった場合、どうしても存在感がなくなってしまう点が難しかったです。

メインのモチーフについては、白や黄色など明度が高い色を極力厚塗りをすることで、存在感を表現しました。

言語化が難しいのですが、明度が高いモチーフの光が当たってない影の部分の色分けについて、うまく表現するのに苦労しました。

例えば、張り子の虎の口周りの影の部分や、白い前足や後ろ足の影になっている色です。

同系色でコントラストの違いを表現すると自然な感じになることが経験できました。

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