子供が描く絵の発達

今回は雑記ブログになります。

子供が描く絵は不思議だと思ったことはないでしょうか。
筆者は子を持つ親として、各成長過程における子供の目には、親や周りの物事がどのように映っているのか気になることがよくあります。

もちろん、目に映っていることや認知していることを絵で表現できるかどうかという壁はあると思いますが、眼に映っていないものや認知していないものを絵に書くのは難しいと思いますし、描きたいという気にもならないのではないでしょうか。
ですので、描かれているものについては描いた時点の子供に認知されているもの・目に映っているものとして今回の記事では記載しています。

筆者は子供の発達に関する専門家ではありませんので、今回の記事はこの時期にこれぐらいのことができていなければいけないということを論じるものではありませんので気楽に読んでいただきたいです。

子供の成長速度には個人差がありますし、今回紹介する事例からも言えることですが、成長率はどの時期を切り取ってみても一定というわけではないように感じています。
爆発的に成長したと思えるような時が突然訪れることもあります。

絵の成長だけについて言えば少なくとも我が家の場合、以下の現状はありそうです。

・よく絵を描く時期とあまり描かない時期がある
・子供の体験にも依存する(絵を描きたいと思うような体験をしたときはよく描くだろうし、そうでない時は描かない)
・子供が置かれている環境にも依存する
・保育園や幼稚園等、親が完全に把握しきれないところでも結構描いている可能性がある。そのため家庭で描いた絵や家庭に持ち帰った絵だけを見ると、ある時期に急に絵が上達したように見えるが、実は親の目の届かないところでも少しずづ成長している可能性がある

以上を踏まえて各時期に絵を通してどの様な成長が見られるのか筆者独自の目線で紹介していきます。

スポンサーリンク

◆1歳

この時期の子供の絵は擦画期(描くという行為を楽しむ時期)や、さらにその次のステップの錯画期(線や円等の形を描けるようになる時期)と言われるようです。
確かにこの時期の絵は、何かを象徴するような絵を描いていたというわけではありませんでした。

1歳10ヶ月

◆2歳

ある時から、頭から手足が生えた人類を描くようになりました。
このような象徴物を「頭足人」と呼ぶようで、「頭足人」という名前がついていることからも絵を描くようになった子供たちがある時期に共通して表現する形のようです。
この時になると左は「パパ」右は「ママ」というように自分が描いた絵に対して意味をもたせるようになりました。

2歳11ヶ月

◆3歳

「頭足人」を描く時期は結構長かったです。
3歳になってもしばらくは「頭足人」を描き続けていました。
上の例は我が子が初めて描いた「頭足人」を記念にとっておいたものになりますが、しばらく描き続けると以下のように「頭足人」も1本線でスムーズに描けるようになり、洗練されてきました。

3歳2ヶ月

今振り返ると我が家の場合、3歳は絵が大きく上達する時期でした。
以下は最初に人間以外を描き始めるようになったときのもので猫を表現しています。

3歳4ヶ月

「頭足人」から飛躍的に成長して驚いたのですが、ある時期から顔のパーツも細かく描くようになりました。
髪の毛、鼻、口、メガネ、眼鏡の中の目まで表現されています。

3歳4ヶ月

以下は、初めて胴体をもつ人物を描いた時の絵になります。
この時期は「頭足人」に戻ることもありましたが、胴体も描くようになりました。

3歳5ヶ月

手のひらまで再現するようになりました。

3歳9ヶ月

我が家ではこの時期、男の子と女の子を描くことが非常に多くなりました。
性別の違いを何となく捉えているように見えます。

3歳9ヶ月

3歳4ヶ月ぐらいから好きなキャラクターを描くようにもなってきました。
以下ははなちゃんです。

3歳9ヶ月

◆4歳

幼稚園で集団生活をするようになり、多くの友達や自分の体験も積極的に描くようになりました。
太陽を描いているように、この時期には登場人物とその登場人物がいる空間(幼稚園や公園、車の中等)や人工物(ブランコ、車等)も描くようになりました。

4歳2ヶ月

帽子を被っている様子を描くのは、この時期のわが子には難しかったようです。
頭の上に描かれているものが帽子です。

4歳2ヶ月

センスが良いかどうかは置いておいて、服の柄まで表現するようになりました。

4歳2ヶ月

ひな祭り、クリスマス等自分が体験したイベントも表現するようになっています。

4歳4ヶ月

我が子だけかもしれませんが、4コマ漫画のようなストーリーを表現した絵をよく描く時期がありました。

4歳5ヶ月

ブログ執筆時点では鬼滅の刃のねづこがお気に入りです。
ねづこの下駄や髪のリボン等、細部まで再現されています。
着物の帯の柄までこだわって描く時があります。
驚くことによく描くキャラクターは対象物を見ずに、頭の記憶だけで再現してみせます。

4歳11ヶ月

いかがでしたでしょうか。
筆者が家庭で子供を見ている範囲では、絵の成長には限界を突破する時期がいくつかあったように感じられます。
しかし、それは目に見える形でやっと現れただけ、あるいはたまたまそれが親が立ち合える時だったということだけで、子供は子供なりに見えない形や、見えないところでも成長していそうだなと感じました。

今後も絵の成長を楽しみにしています。

雑記ブログでしたが参考になれば幸いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA