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同じデータ配列の表を3つ以上統合する方法
Tableau Prepを用いて、3つ以上の表（テーブル）を連結する方法について解説します。
今回はサンプルデータとして、延べ宿泊者数というファイル名のExcelファイルをTableau Prepでデータ接続しました。
このExcelファイルは、2023年1月、2023年2月、2023年3月とシートが別れていることが確認できます。
試しに、2023年1月のデータの中身を見てみましょう。
データは47行あり、47都道府県それぞれに延べ宿泊者数（総数）のデータがあります。
2023年2月も2023年3月もデータの数値は違えど、以下と同じデータ配列になっているテーブルを準備しています。
結合した場合
仮に、2023年1月データと2023年2月データを結合し、結合句を「地域」とした場合（①）、47都道府県の地域名のデータがあるのは共通ですので、データの行数は同じ47行のままで（②）、列数が増えて、結合した2つのテーブルのデータ配列が横に広がります（③）。
結合の詳細については以下を参考にしてください。
【Tableau Prep】結合とユニオンの違い
ユニオン（連結）の場合
今回実施したいのは、結合句をもとに２つのテーブルを横に結合するのではなく、結合句があってもなくても、2つのテーブルのデータを抜けもれなく連結する方法になります。
この場合はユニオンを使用します。
同じ構成の2つのテーブルをユニオンした場合、①のように共通のフィールド名については複製されて列が増えないことがわかります。
①のフィールド名の直下のエメラルドグリーンと紫は、②や③のアイコンのカラーと共通で、どちらのテーブル由来のデータが含まれているかを示しています。
したがって、共通のフィールド名については、エメラルドグリーンと紫の色がついていることから、両方のテーブルのデータが含まれていることがわかります。
またユニオンの場合、行毎に必ず、2023年1月由来のデータなのか、2023年2月由来のデータなのかが分かれます。
ユニオンの場合、④のように新たにTable Nameというフィールド名が自動生成され、各行がどちらのテーブル由来のデータなのかを確認することができます。
ユニオンの具体的な方法や、結合との違いについては以下の記事を参考にしてください。
【Tableau Prep】結合とユニオンの違い
3つ以上のテーブルをユニオン
ここからが本題になりますが、今回の例では2023年1月、2023年2月、2023年3月と3つ以上のテーブルを統合する方法について解説します。
先程までの作業で既に2023年1月と2023年2月のデータがユニオンされていますので、ここからさらに、2023年3月のテーブルもユニオンしてみます。
正しいデータ処理ができないわけではないのですが、2023年1月と2023年2月のユニオンデータにさらに2023年3月のデータをユニオンすることになることがわかります。
（ユニオンではなく追加）3つ以上のテーブルデータを統合する方法
2つのテーブルのユニオンデータを作ってから、さらに新たなテーブルとユニオンデータをユニオンするのではなく、一気に指定したテーブルを統合する方法について解説します。
ここで使うのは、以下の記事でその方法を解説した、結合でもユニオンでもなく、「追加」になります
【Tableau Prep】結合とユニオンの違い
ユニオンや結合と同様に、ドラッグ&ドロップで設定することができます。
尚、ユニオンのアイコンの場合、アイコンの
右にドラッグ&ドロップをした場合「結合」、
下にドラッグ&ドロップをした場合「ユニオン」、
左にドラッグ&ドロップをした場合「追加」
となります。
その結果、ユニオンの特徴でもありますが、①のように共通のフィールド名については複製されて列が増えるようなことはないことがわかります。
①のフィールド名の直下の色と、②や③のアイコンのカラーとを見比べていただいて分かる通り、共通フィールド名には、統合した3つのテーブルの共通フィールドデータが含まれていることがわかります。
④のように新たにTable Nameというフィールド名が自動生成され、各行がどのテーブル由来のデータなのかを確認することができますので、3つ以上のテーブルを総合するユニオンのような操作をしていたことがわかります。
3つ以上のテーブルを統合する場合であっても、最初の2つのテーブルのユニオンは実施しなければなりません。
その後3つ目以降のテーブルについては、ユニオンに「追加」をしていくことで以下のように、統合させていくことができます。
今回の内容が参考になれば幸いです。
