NMATは対策をして問題に慣れておかないと時間切れになる(特に非言語)
NMATは管理職に特に求められる性格・能力を測定する適性検査で、企業で昇進・昇格試験として使われたりします。
NMATの概要についてはリクルートマネジメントソリューションズのホームページできれいにまとめられておりますので参考にしてください。
対策本は限られていますが、以下は網羅しておきたいところです。
実際に下の対策本に取り組んでみると分かると思いますが、初見ですと、特に非言語(算数・数学)は時間内に回答することは難しいです。
じっくり考える時間はありませんので、ある程度問題に慣れておいて、制限時間内に効率的に情報処理・整理・計算する能力が求められます。
電卓を使用することもできませんので、ある程度、計算スピードも求められます。
昇進・昇格できて以降、月給が数万円(年収にすると数十万円)高くなるならば、 上のような対策本は1,000円ちょっと投資になりますので、万全の体制で望むことをおすすめします。
【かんたん】工程表の作り方のコツ
NMATの非言語ではよく工程表の問題が出ます。
工程表は日常業務で身近な人も多いのではないでしょうか。
例えば一つの製品を作るには製造手順があります。
工程表は工程ごとの期間を表し、工程を把握し、抜け漏れなく作業を行なうための表です。
製品の製造だけではなく、プロジェクトを進める際も工程表を作成することで、工程を分解して、どのように進めると最速でプロジェクトが完結するか、どこの過程に余裕ができるか、何がボトルネックになっているのかを明らかにすることができます。
工程表のテンプレートは様々ですが、NMATの非言語問題を解く上では以下の2点を整理すると良いでしょう。
日常業務においても以下の2点を整理した上で工程を考えることは重要です。
- 各タスクに要する時間
- どこのタスクがどこのタスクに依存しているのか
2についてはタスクの横にD/O(Depend On)として依存しているタスクを書くと良いでしょう。
具体的な工程表の作り方を見ていきましょう。
タスク | 必要日数 | 作業のプロセス |
---|---|---|
A | 5 | 一番最初のタスク |
B | 6 | Aのタスク終了後 |
C | 4 | Aのタスク終了後 |
D | 3 | Bのタスク終了後 |
E | 5 | Dのタスク終了後 |
上記の表に従うとき、以下のように工程表を作成します。
以下のレベルであれば、テンプレートを探さなくとも、手書きで簡単に整理をすることができます。
横棒グラフを引く前に各タスクのD/O(Depend On)を整理することで、各タスクのスタートをどのタスク終了後に置くのかが理解しやすく、ボトルネックの把握、工程の抜け漏れを回避することができます。
上の工程表から最短19日で全ての工程が完了することが分かります。
19日の計算式は、タスクAの5日+タスクBの6日+タスクDの3日+タスクEの5日になりますが、これらのタスクがボトルネックになっており、それぞれのタスクが遅延した日数だけ、全体のスケジュールが後ろ倒しになることが分かります。
一方、タスクCは完了日が最大2日(タスクBの完了日)まで遅延しても、全体のスケジュールに影響がないことが分かります。
いかがでしたでしょうか。
今回の内容が参考になれば幸いです。