FXの現引に必要な証拠金(保証金)をわかりやすく解説

FXの証拠金(保証金)維持率の概念図

筆者はSBI証券のFX口座でドル転をして、SBI証券で米国株や米国ETFに投資をしています。

SBI証券でFX取引をするメリットは、これに加えて持ち株を担保にできる点にもあります。

当初は証拠金不足が発生してしまい、米国株や米国ETFの取引までに、もたついてしまうことがありました。

この記事では証拠金を概念図で解説して、読んでいただいた方にはどれくらい証拠金が必要になるのかを簡単にイメージできるようになってもらいます。

例えばSBI証券のFX口座の場合、以下のような概念図になります。

FXは証拠金の最大25倍のレバレッジをかけることができます。

25倍のレバレッジに必要な証拠金がSBI証券の場合は必要保証金と呼ばれており、実際には預託保証金の評価損益を含めた実質保証金に対する建玉金額の倍率がレバレッジ倍率になります。

必要保証金に対する実質保証金の割合(預託保証金率)がロスカットラインを下回ると、追加で保証金が必要となります。

想定元本(建玉金額)は以下の式になります。

想定元本(建玉金額)=数量×取引単位×現在値

レバレッジ倍率や預託保証金率、建玉余力など、FX口座によっても呼び方が微妙に違うことがあります。

筆者は普段FXはパートナーズFX nanoも使用していますが、パートナーズFXの用語を使うと、以下のような概念図になります。

25倍のレバレッジに必要な証拠金がパートナーズFXの場合は必要証拠金と呼ばれています。

受入証拠金の評価損益を含めた有効証拠金に対する取引価格の倍率が実行レバレッジ倍率になります。

必要証拠金に対する有効証拠金の割合は証拠金維持率と呼ばれています。

SBI証券のミニ米ドル/円の取引で必要になる保証金例

筆者は普段、SBI証券のFX ミニを使ってドル転をしています。

ミニ米ドル/円では1,000米ドル単位(1単位)が最低取引単位になります。

なのでもし、SBI証券のFX ミニで数量を「1単位」とした場合、1,000米ドルを取引することになります。

想定元本(建玉金額)の式を再掲すると以下になりますので、上のスクショのレートで1単位取引をする場合、1✕1,000米ドル✕147.6円=147,600円の取引をすることになります。

想定元本=数量×取引単位×現在値

タイムラグがありますが、右下の建玉金額を見ると近い数字になっています。

また最大レバレッジは25倍ですので必要保証金は想定元本(建玉金額)の4%になりますので147,541円✕4%=5,902円ということになります。

SBI証券で現引をするのに必要な保証金

SBI証券のFX口座で現引をする場合、現引数量に建値を乗じた金額の105%に相当する額以上の建玉余力預託保証金現金の少ない額が必要となります。

図でまとめると預託保証金から評価損が発生している実質保証金の場合、必要保証金を差し引いた建玉余力が現引余力であり、建玉金額の105%以上が必要となります。

預託保証金から評価益が発生している実質保証金で、建玉余力が預託保証金よりも大きい場合、預託保証金は建玉金額の105%以上が必要となります。

今回の内容が参考になれば幸いです。

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